らすたちゃん

新宿に住んでる20代ダメ女の日々です。たまにレビューとかも。

ハローグッバイ?

最近よく人とする話題なのですが、
「『自分』って、いつから今の自分でしたか?」

純粋だった頃の記憶など、ありますか?
天使だった頃の自分は居て、何かきっかけのようなものによって段階的に大人になってきたのですか?
今高校生のそこの貴方、その気持ちは大人になっても思い出すことができるでしょうか?
昔の貴方を捨てて、今の貴方に乗り換えてゆくのでしょうか?

というのも、昔の自分の写真などを見ていると、
「この時はこういう風に感じていたなぁ」
などと酷く鮮明に思い出すことが出来るのです。
(記憶力がずば抜けて優れているという意味ではありません。)
勿論過去の自分の行動に恥じたり後悔したりして、
してはいけないことを学んだりして、
徐々に行動を(誤解を恐れず言えば)洗練してきたという経緯は有ります。
しかし、それすらも、いずれも自分の記憶の中に確かに存在しているのです。
つまり、自分がそうして変わってきたことを道筋だてて覚えていられるほど、
わたしは昔からの自分を今の自分に身近なものとして感じることが出来るのです。
好きなもの、嫌いなもの、楽しいこと、きらいなこと、
わくわくすること、いらっとすること、そういう諸々は、
昔から何一つ変わっていない気がするのです。

だとしたら、と時々思います。
「わたしの人生って一体何なのだろう。」

人と出会って、出来事を体験して、
人生は豊かになるのだと、しばしば聞きます。
人と出会っても、出来事を体験しても、
変わり映えのしないわたしの人生って一体なんなのだろう。
変わり映えのしないわたしの人生に交わってくれた人は、
多少でも楽しい思いをしてくれているだろうか。
わたしと関わって無益な時間を過ごしていないだろうか。
昔から今のわたしだったような気がするわたしは、
人と関わる価値のある人間だろうか。
これは、もしかすると結構寂しいことなのかもしれません。

もしかしたら、同じように感じている人も多いのかもしれません。
そもそも豊かな人生という存在こそ幻想なのかもしれません。
今のわたしだったからこそ感じることのできたこと、
出会うことのできた人、過ごすことのできた時がある気もします。
まぁ結局のところわたしに関しては、
「いつの時期も退屈せず過ごせてきたからそれでいいか」ということになります。

皆さんは、いつから今の皆さんでしたか?